(1)箱わな・囲いわなでの捕獲ポイント
(2)わなの種類と仕組み
(3)捕獲場所の選定とわなの設置
(4)餌付けによる誘引
(5)捕獲のタイミング
(6)殺処分・搬出
(1)くくりわなでの捕獲ポイント
(2)わなの種類と取り組み
(3)設置場所の選定とわなの設置
(4)捕獲・殺処分
※ 各項目は「動画で見る被害と捕獲技術」から抜粋した動画による捕獲技術の解説
(1)ポイント解説
(2)被害・習性動画
(2)箱わなでの捕獲動画
(3)囲いわなでの捕獲動画
(2)くくりわなの設置・捕獲動画
※ (1)は全体解説、(2)以降は動画集
(1)遠隔監視型捕獲システム開発の経緯
(2)参考動画・関連資料
(1)県下で取り組まれている侵入防止技術
(1)愛媛県が開催する技術研修会
(1)受講生の実践活動
(1)県下での活動事例
※ (1)は全体解説、(2)は動画・資料集
図1 ニホンザルの目撃地点(赤点)
写真1 複合柵の設置状況
写真2~4 ニホンザル用大型捕獲檻の設置状況
表1 エサの種類別のし好状況
※エサの減り程度が◎:非常に多い、○:多い、△:少ない
ご利用のブラウザはvideo タグによる動画の再生に対応していません。
今治市朝倉地区では、サルが恒常的に集落に出没しており、加害性も高いと判断されたことから、捕獲を中心とした被害対策を指導しました。
指導期間中に、対象地区内に大型囲いわなを設置する計画があったため、鳥獣管理専門員にはセンサーカメラを活用して、餌付け開始時期からの誘引状況を記録、関係者間で共有していただきました。
継続的に餌付けを行っていただいた結果、群れの誘引に成功し、12月と2月に1度ずつ、計20頭の捕獲に成功しました。サルの群れ捕獲を目指す場合、何度かサルが檻に進入してもすぐに捕獲をせずに我慢することが求められますが、鳥獣管理専門員が地元の駆除班とも密にコミュニケーションをとっていただいたことが、今回の成功につながったものと評価できます。
一方で、並行して実施していた複合柵による防護効果検証試験は、あまりうまくいきませんでした。当初の想定としては、本事業のために設置した実証圃へサルを誘導し、サルが執着したタイミングで複合柵の電源を投入し、撃退の瞬間を記録する計画でしたが、実証圃の設置が遅れたこともあり、今年度中に目標を達成することは叶いませんでした。
もっともサルの場合、捕獲の効率を上げるためにも複合柵の設置は不可欠であり、自らの土地で撮影された効果検証の動画は、生産者の対策意欲向上を図るうえでとても有益な指導資料になります。実証圃は、例年サルの被害を受けたことで、生産者が作付けを放棄した場所に設けているため、引き続き次年度も検証を続けていただくことで、必ずチャンスが訪れるものと期待されます。
当該地域のサルは人家周辺にも頻繁に現れ深刻な被害を出していたことから、鳥獣管理専門員には引き続き地域に寄り添って活動を続けていただくとともに、捕獲をはじめとした対策が、こうした被害の軽減にどの程度貢献したのかという事業評価に関しても、地域を主導していただけるものと期待しています。
プライバシーポリシー
専門家の解説
今治市朝倉地区では、サルが恒常的に集落に出没しており、加害性も高いと判断されたことから、捕獲を中心とした被害対策を指導しました。
指導期間中に、対象地区内に大型囲いわなを設置する計画があったため、鳥獣管理専門員にはセンサーカメラを活用して、餌付け開始時期からの誘引状況を記録、関係者間で共有していただきました。
継続的に餌付けを行っていただいた結果、群れの誘引に成功し、12月と2月に1度ずつ、計20頭の捕獲に成功しました。サルの群れ捕獲を目指す場合、何度かサルが檻に進入してもすぐに捕獲をせずに我慢することが求められますが、鳥獣管理専門員が地元の駆除班とも密にコミュニケーションをとっていただいたことが、今回の成功につながったものと評価できます。
一方で、並行して実施していた複合柵による防護効果検証試験は、あまりうまくいきませんでした。当初の想定としては、本事業のために設置した実証圃へサルを誘導し、サルが執着したタイミングで複合柵の電源を投入し、撃退の瞬間を記録する計画でしたが、実証圃の設置が遅れたこともあり、今年度中に目標を達成することは叶いませんでした。
もっともサルの場合、捕獲の効率を上げるためにも複合柵の設置は不可欠であり、自らの土地で撮影された効果検証の動画は、生産者の対策意欲向上を図るうえでとても有益な指導資料になります。実証圃は、例年サルの被害を受けたことで、生産者が作付けを放棄した場所に設けているため、引き続き次年度も検証を続けていただくことで、必ずチャンスが訪れるものと期待されます。
当該地域のサルは人家周辺にも頻繁に現れ深刻な被害を出していたことから、鳥獣管理専門員には引き続き地域に寄り添って活動を続けていただくとともに、捕獲をはじめとした対策が、こうした被害の軽減にどの程度貢献したのかという事業評価に関しても、地域を主導していただけるものと期待しています。